立山科学株式会社とのファースト・サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について

当行は、3月28日に立山科学株式会社（代表取締役社長　水口勝史）と「サステナビリティ・リンク・ローン」（以下、SLL）契約を本日締結いたしましたので、お知らせします。尚、今回の「サステナビリティ･リンク･ローン」の契約は、立山科学株式会社が第１号案件となります。

SLLは、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ目標と連動したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット（以下、「SPTs」）を設定し、貸付条件とSPTsの達成状況を連動させることで、借り手に対して目標達成に向けた動機付けを促し、環境・社会・経済の面から持続可能な事業活動および成長の支援をしていくことを目指すものです。

今回、立山科学株式会社は高齢者の見守りサービスの拡大を目標に掲げました。
このサービスは、通信機器を活用して一人暮らしの高齢者の安全をサポートするサービスであり、緊急時に自宅に据え付けたボタンを押すことで緊急時の対応が可能となることや、高齢者が通報できないような状況に陥っても検知するセンサーを開発・販売するなどし、高齢化社会の進行とともに一人暮らしの高齢者世帯も増加している昨今、安心・安全を守るサービスを展開することにより社会課題の解決につなげることを目的としています。

＜高齢者見守りサービスの概要＞

今回の立山科学株式会社に対するSLLにおけるインパクトの特定やSPTsの妥当性については、SLL原則に準拠し適用されていることを格付投資情報センター（R&I）によるセカンドオピニオンにより確認されています。

富山第一銀行は、当該SPTsの目標達成時に金利引き下げを行なうことで、目標達成の動機付けを促し、お客様のSDGsやサステナブルへの取組みを後押しします。

また、SDGsやサステナブルへの関心が高まる中、持続可能な社会の実現に取組むお客様のご支援を積極的に行なうほか、今後も当該分野のサービスを拡充させ、地域の社会課題の解決に貢献してまいります。

【借入人概要およびファースト・サステナビリティ・リンク･ローン概要】

セカンドオピニオン